インド映画鑑賞記録

主に南インド映画を観てる、今まさしくブログの更新方法を必死で思い出そうとしている人のブログ

Singh is Kinng (2008)

言語: ヒンディー語
監督: Anees Bazmee
時間: 136分
出演: Akshay Kumar, Katrina Kaif, Om Puri, Sonu Sood, Jaaved Jaaferi

f:id:hyperusagi:20190521220031j:plain

メモ

▼ 手段
​DVD (英字幕付き)
▼ 動機
​偶然DVDを発見したため。

概要

ハッピー・シン (アクシャイ・クマール) は村一番の粗忽者たが、気のいい男だった。
しかし、その壊滅的なドジっぷりにうんざりした村人たちは、彼を村から出すためにある口実をつける。 口実…もとい、ハッピーに与えられたミッションは、オーストラリアの暗黒街の"キング" となった幼馴染、ラッキー・シン(ソーヌー・スード) を実家に連れ戻すことだった。
ハッピーは友人であるランギーラ (オム・プリ) を連れ、オーストラリアへ向かう。
しかし、空港でぶつかった客とチケットを取り違えてしまい、二人はエジプト行の飛行機に乗ってしまう。
ハッピーはエジプトで美女・ソニア(カトリーナ・カイフ) に一目惚れするが、目的を見失わずにオーストラリアへ行く。
どうにかラッキー・シンの屋敷に辿り着くも、説得に失敗し、追い返されてしまう。
荷物も行方不明で無一文。
落胆していた彼を家に招き、食事を与えたのは花屋の女性 (後にソニアの母親であることが判明) 。
ハッピーは彼女の伝手でラッキー達に花を届ける事になるが、そこで銃撃戦に巻き込まれる。
負傷し、全身不随になったラッキーに代わり、"キング"の座に就いたお人好し、ハッピーの運命や如何に。

感想

もう何年も前の話になるが、​劇中歌の「Bhootni Ke」をダレル・メヘンディが歌っているアルバムを入手したきっかけで本作を無字幕で見た事があった。
先日、偶然にDVDを発見したときは懐かしさのあまり即買いした。
字幕が付いたことで会話の中身が分かってとても嬉しかった。
それに加え、今になりキャストの名前と顔が一致した事で破壊力が増した。

ハッピーはラッキーの部下たちの勘違いによってボスの座に座らされるのだが、喋れず、体も全く動けなくなったラッキーの心の叫びがもうとにかく不憫でたまらない(笑)。
ソーヌーさんがサウスの映画に出るときは、大抵吹き替えられているので、地声での演技が観られてとても新鮮だった 1

主演のアクシャイ・クマール (以下、アッキーさん) の「ドジだけどお人好しなシークマン」という役柄も凄くハマっている。 言動は物凄くアホっぽいのだが、何気ない会話の中に、彼の信じる智慧が時々垣間見える所が非常に良い。

どんな悪人にも善い心が芽生え、一緒にいるだけでその場が明るくなり和む…ハッピーはその名に違わぬ、愛すべき愚鈍だった。

寡黙な軍人役のアッキーさんも良いが、大真面目なのにちょっと抜けている感じの役もとても楽しい。

部下たちのキャラもそれぞれ立っていて飽きさせない。
特に盲目のヒットマン、ミカ (ジャーヴェド・ジャフェリー) は強烈だった。あの謎のダンスは当分頭から離れそうにない…

(鑑賞日: 5/21)


  1. そういえば『カンフー・ヨガ』(2017) もそうだったね…