周囲からのお勧めや、映画祭などもあり、9月は沢山の良作に出会えた。文化の秋。
テルグ作品
- Sri Ramadasu (2003) ナグ様主演のデヴォーショナル映画。ラーマ神を熱心に信仰し、現在のテランガーナ州・バドラチャラム地方に寺院を建設した17世紀の人物の伝記作品。キーラヴァーニさんの音楽がとても良い。ラーガヴェーンドラ・ラーオ監督作。
- Thathamma Kala (1974)
NTR、バラクリさん、ハリクリさん親子共演作。バラクリ少年のデビュー作との事だが、可愛らしくも堂々とした演技で、ポテンシャルを秘めていたことが見て取れた。 - Chukkallo Chandrudu (2006)
シッダールト主演、ANR様がお祖父様役で出演。孫が3人の嫁候補から1人を選んで連れてくる話。 - Daana Veera Soora Karna (1977)
NTR主演、マハーバーラタのカルナを主人公に描いた、壮大スペクタクル作品。またもやバラクリさん(アビマニュ役)の光り輝く美少年ぶりに驚く。 - Srimannarayana (2012)
ジャーナリストが悪に天誅を下す作品。ジャーナリズムではなく、主に力で…w。美少年のバラクリさんをみた後で、無性におじさんになったバラクリさんを観たくなった。安定のバラクリさんで安心した。 - Orange (2012)
ラーム・チャラン君主演。周りからの評価があまりにもアレだったので、気になって観た。途中で凄絶に横道に逸れすぎるせいでアレかもしれないが、疑り深さを拗らせた青年が真実の愛に気づくという、物語としてはかなりイイ話に入る部類かもしれない。ナガバブさんが超カッコいい。 - Devadasu (1953)
ベンガル語の悲恋小説が原作のANR・サーヴィトリ主演作品。失意の中で酒に溺れていくデーヴァダースと、現実を受け入れる事に決めたパールヴァティの表情の違いが対照的で、印象に残る。 - Pandavulu Pandavulu Tummeda (2013)
モハン・バーブ、ヴィシュヌ・マンチュ、マンチュ・マノージの親子共演作品。親の決めた縁談で無理やり故郷に連れ戻された長男の彼女を奪還するため、一家全員で計画を遂行する痛快コメディーだった。随所にマハーバーラタへのオマージュがある。多分、今月見た映画の中で1番笑った。マノージ君の○○にグッと来た。 - C/o Kancharapalem (2018)
大変な話題作だったので、観てみたら素晴らしかった件(⇒感想)。是非とも映画祭等で上映して頂きたい作品。 - Awe (2019)
「ナーニ君が金魚でラヴィテジャさんが盆栽役」という字面の強さでずっと気になっていたが、漸く観られた。テルグ版「世にも奇妙な物語」のような感じで楽しかった。驚きのエンディングは観てからのお楽しみ。
ヒンディー作品
- Manikarnika: The Queen of Jhansi (2019)
ラクシュミ・バーイー伝記作品。観た直後に日本公開が決まり嬉しい。次回観るときは、どこまでをクリシュ監督が撮っているのか注視してみたい(NTR伝の撮影のため、途中からカンガナー女史に交代していたらしい)。 - Gully Boy (2019)
ランヴィール・シン主演。 ストリート・ラッパーのサクセスストーリー。 日本公開が決まって嬉しい。リリックが日本語字幕でどういった表現になるのか楽しみ。 A Flyying Jyatt (2016)
IMW上映。笑いは勿論の事、しんみりする所もある、胸熱アクションコメディー映画だった。タイガー・シュロフ君イイ…!ヒーローが信じるものに、心の琴線に触れる何かがあった。zee5での配信には字幕が付いていないので、日本語で見られてとてもラッキーだった。Mangal Pandey: The Rising (2005)
セポイの反乱を元にした、アーミル・カーン主演作品。上記ラクシュミ・バーイー伝にマンガル・パンデーに関する言及があったので観てみたが、ディテールが細部まで行き届いており、インド独立運動の背景にあるもののイメージが掴めてきた。
タミル作品
- Vikram Vedha (2017)
『屍鬼二十五話』をコンセプトとした、刑事とギャングの追いつ追われつサスペンス。己の正義を信じ、任務遂行に手段を選ばぬ刑事 (マーダヴァン) を、のらりくらりと搦め手で躱すギャングのボス (ヴィジャイ・セードゥパティ) の人間描写、衝撃のストーリー展開に心を鷲掴みにされた。 - New (2004)
SJスーリヤ主演・脚本・監督作品。8歳の子供がある日突然大人になってしまったら…ハリウッド作品『Big』に着想を得ているとのこと。マヘーシュ王子主演でテルグ語にリメイク(『Naani』2004年)されているそうだが、気になって仕方がない。 - Jigarthanda (2014)
映画監督志望者がバイオレンス映画の製作にあたり、取材のため実際のギャングボスに密かに接近するが露見してピンチ。ボビー・シムハの悪っっそうな表情が良い。最後まで展開が読めず、目が離せなかった。最近、ヴァルン・テージ主演でテルグ語でリメイクされた(『Gaddala Konda Ganesh』)ので、機会があればそちらも観たい。 その他
- Transformers: Dark of the Moon
- Transformers: Age of Extinction
- 大巨獣ガッパ