言語: Telugu
監督・脚本: Mahi V. Raghav
出演: Mammootty,
Jagapathi Babu, Suhasini Maniratnam, Ashrita Vemuganti, Rao Ramesh
時間: 126min.
メモ
▼ 手段
配信 (英字幕付き)
▼ 動機
- JBさんが主人公の父親役でちょこっと出ているから
- 少しの好奇心
概要
後にアーンドラ・プラデーシュ州首相となるY.S.Rajasekhara Reddyが三ヶ月に渡る「パーダヤートラ (行脚)」を実施し、有権者の陳情に耳を傾けて回ったエピソードに焦点を当てた伝記映画。
2009年のヘリコプター事故で亡くなる。
感想
NTR伝とほぼ同時期に公開され、対抗勢力1 のリーダーを描いた作品だということで政治色の濃いプロパガンダ作品を想像していたが、実際には静謐なドキュメンタリー映画を思わせる作品だった。演出などは控えめな分、映画俳優の実力が試される分野ではないかと思う。
ジャガパティさんが出ていなければ出会わなかったかもしれない作品だが、NTRが紡いだ南インド政治史に続く歴史的出来事として大変興味深く観ることが出来た。
主人公は貧困層の生活を支える政策を行ったことで支持を得た政治家だった。
劇中で言及のあったYSRの主な政策
前提知識に関してはWikipediaの関連項目2 や こちらのカーヴェーリ川長治様の記事 にお助け頂いた。
民衆の訴えに真摯に向き合い、耳を傾けるYSR(マンムーティ)の姿は善いおじさまそのものだった。
…と同時に、底しれぬ凄みも感じさせられた3。党本部の意向に逆らった決断をする下りからは気骨のある人物であることを感じさせられた。
主人公を演じたマンムーティさん(初でしたが、めちゃくちゃかっこいいです…特に虚空を見つめる横顔など…)にだいぶ重点を置いた構成ではあったものの、ラメーシュおじさんを筆頭にナーギニドゥさん、ジーヴァさん、ナーサルさんなど名脇役揃いで見ごたえがあった(ポサニさんが面白キャラを封印!)。 他にもバーフバリでおなじみのアシュリタさんやお祝いおじさんことハリスチャンドラ博士、お祝いおばさんことカルパラタさんも確認。
目当てのジャガパティさんはやはり素晴らしかった。登場はモノクロの回想シーン。 スクリーンタイムは5〜10分程度。この作品をみる動機としては十分である。
YSRの幼少時代からの夢の鍵を握る、厳格だが穏やかな父親4として描かれていた。少し淡白だったので、この辺はもう少しガッツリ描きこんでいたらもっと嬉しかった。ただし、幼少時代の記憶なんて断片的なものだし、描き込み過ぎない方がリアリティーはあるのかもしれない。
壁にかかっていた肖像画は喉から手が出る程欲しかったが、100均のキットで作ったアクリルキーホルダーで我慢しよう。
関連ツイート
さて、Yatra観ます
— Maisamu(まい😎さむ) (@tumeric_notes) 2019年3月27日