インド映画鑑賞記録

主に南インド映画を観てる、今まさしくブログの更新方法を必死で思い出そうとしている人のブログ

Sri Manjunatha (2001)

言語: カンナダ語テルグ語
監督: K. Raghavendra Rao
時間: 152分
出演: Arjun Sarja, Soundarya, Chiranjeevi, Meena, Brahmanandam, Tanikella Bharani, Ambareesh

メモ

▼ 手段
Youtube配信(字幕なし)
▼ 動機
​アルジュン・サルジャさんのロン毛

概要

​神を信じていなかった若者・マンジュナータ1 が、シヴァ神の働きかけにより信仰心が芽生え、神官になる。 その信仰心は奇跡を起こし、周囲の人間の心をだけでなく土地を治めていたアンビケーシュワラ・ヴァルマの心を動かす。王の支援も得て、マンジュナータは1000万体ものシヴァリンガを祀る寺院 2 を建設する。

順風満帆な生活を穏やかに送っていたマンジュナータだったが――。

感想

ドミドミ日記様によるあらすじWikipedia以上に丁寧に、分かりやすく書かれており大変参考になった。

信仰に目覚める前のマンジュナータは、力で問題を解決するゴリゴリの武闘派だったので、物語の前半ではアルジュン・サルジャさんの力の見せ所が沢山あった (アクションシーンはスピードアップしているのではないかと思うほど、素晴らしいキレだった…撮影当時は36才前後だろうか。今も変わらず壮建)。

シヴァ神を演じたチランジーヴィ(以下、チル様) は随所でダンスを披露してくれるので、「良いものをみせてもらった」という満足感が兎に角大きい。
チル様は現代劇のイメージがあったので、こんな風に古典舞踊を見せて頂けるとは…超かっこいいので、ダンス曲だけでも一見の価値あり (一見と言わず、是非二、三見を…) 。
アイラインをスッと引いたお顔も素敵。

第三の目が!目が! ああーーっ(ビームを照射されるカーマの図)

チル様、サウンダリヤさんにミーナ様、カンナダ映画界の大御所アンバリーシュ様と、出演者が豪華だと話題になっていた模様。
涙もあり、アクションもダンスも贅沢に盛り込まれており、画面に釘付けになったまま時間が経つのがあっという間だった。

VFXも一昔前(?)の古き良き南インド映画のテイストが出ていた。
1000万体のシヴァリンガによる群舞…追跡?は圧巻。

一人の偉人がそのミッションを全うし、役目を終えるまでもガッツリ描きこむ所は同監督作品『Annamayya (1997)』や『Om Namo Venkatesaya (2017)』に共通する(ジャンル全体に共通するのか否かは要検証)。

人生の目的…命の使い方は自分で決めて進められる部分の他に、予想しないところから…例えば事故や病気などの出来事を通じて、目を背ける間もないほどに突然顕れる部分もあるように感じる。

マンジュナータが老人に扮したシヴァ神の試練を受けるシーンでは、突如降ってくる試練に対して、 追い返したり怒ったりぜず、謙虚な気持ちで臨めるかどうかについて考えさせられた。

(鑑賞日: 8/18)

https://m.imdb.com/title/tt0249783/

関連ツイート


  1. 世界最大級のシヴァリンガを祀る、カルナータカ州・コーティリンゲーシュワラ寺院の原型を創った人物。元は無神論者であったか、信仰心に目覚め、現在寺院がある場所に1000万体ものシヴァリンガを8世紀頃に設置したとされる(Wikipedia: Kotilingeshwaraを参照)。
  2. https://www.google.com/amp/s/www.karnataka.com/kolar/kotilingeshwara-temple/amp