言語: テルグ語
監督: Murali Paruchari
時間: 105分
出演: Nara Rohit, Jagapati Babu, Darshana Banik
メモ
▼ 手段
配信 (英字幕付き)
▼ 動機
ジャガパティさん
概要
大人気の映画監督、シッダールト (ナーラー・ローヒト) は妻殺害の容疑で起訴される。
立件したのは、高潔な敏腕検事・ヴィーレンドラ (ジャガパティ・バーブ) だった。
現場の証拠から、シッダールトが犯人であることは明白。
しかし、法廷に立つシッダールトの誠実な態度や、その妻の母から聞いた夫婦仲の良さから、疑問に思ったヴィーレンドラは再調査を実施する。
その結果、真犯人が他にいることを突き止める。真犯人には死刑宣告が下り、シッダールトには無罪判決が下った。
すべて無事に解決したかに見えたが、水面下で行われていた取引きの数々に、彼は気づいていなかった――。
感想
これは最後まで観ずに取っておいた甲斐があった。 ジャグさんはこれまでに警察官は何度も演じておられるが、意外と検事・弁護士はやっていなかった事に、ここへ来て初めて気づいた。
シッダールトの人物像、動機やストーリーの展開は強引に感じられる所もあったが、それはいい。レーティングなど最早どうでも良い。私の中では
ジャグさんを鬼検事に配役した製作チームの圧勝⇒ジャグさんがオファーを受けた時点で完全勝利。
老眼鏡越しの上目遣いで睨みつける表情は、彼の実在を疑うほどのサムシングだった。
理知的で厳格な頭脳職の美中年を演じさせたら、右に出るものが居ない (今は冷静な状態では無いので他に思い浮かばない)。
超絶にハマり役だったので、悪役以外の枠ではこうした専門職のキャラクターのオファーも、今後増えていくものと推測される 1 。
捜査にあたった警察官役はスッバラージュ、真犯人として死刑宣告を受けた男を、個人的に注目しているシュリーテージ 2 が演じていたのも嬉しいポイントだった。
作品自体はそうでもなくても、演じている俳優の実力が評価されている作品は数多く存在する。
多少強引なプロットでも、演じる人間の力量により説得力が増す場合もある (後で冷静になってから考え直してみるとおかしい箇所が無いわけではない)。
ともかく、レーティングだけで観るのをやめるのは勿体無いものだなぁと常々思う。
(鑑賞日: 5/19)