言語: テルグ語
監督・脚本: Gowtham Tinnanuri
音楽: Anirudh Ravichander
時間: 160分
出演: Nani, Shraddha Srinath, Sathyaraj
メモ
▼ 手段
配信 (英字幕付き)
▼ 動機
公開当初から相当な話題作だったため、気になっていた
概要
挫折を経験し、友人達にも見限られ、妻の収入に頼りっぱなしでテレビ漬けの生活を送っていたクリケット元選手・アルジュンが、36歳で復帰を決意。
本来であれば引退するような年齢でグラウンドに戻ったその真意とは――。
感想
自主上映を観に行けなかったので、配信を待っていた。
語彙力が崩壊し観終わった直後は「すげーーーーー胸熱!!!」しか浮かばなかったので、ロクな文章が書けなかった。
およそ同時期に公開された『Majili』(Shiva Nirvana, 2019) もクリケット選手を描いており、本作と混同してしまった観客がいたという話も聞く。
共通点が幾つがあり、無理も無いと感じた。
確かに両方ともスポーツと家族愛がテーマだが、実際に観てみるとMajiliはロマンスを主軸に置いているのに対し、本作はクリケットの競技そのものへのウェイトがより強かったように思う。
ナーニ君はナグ様との共演作『Devadas』(2018) 以来だけどはじめてこんな気持ちになった。ナーニ君良き。
主人公の復帰を、誰もが冷ややかに見る中、彼を信じて応援した息子のナーニ (名前がややこしい)、元コーチ・ムルティ(サティヤラージさん…仕草が一々かわいらしい…若い頃と老年の演じ分けも良い)、ジャーナリストのラミヤがここぞという時に力になってくれるのも、観ていて気持ちが良い。
物語の途中で1点、どうしても解けないモヤモヤを抱えてしまったが、最後の最後でそれが突風の勢いで晴れるので後味は清々しかった。この「溜め」の素晴らしさよ。
題名にも登場するジャージー (=クリケット選手のユニフォームシャツ) も重要なキーアイテムだった。
音楽担当はタミル映画『ペーッタ』でお馴染みのアニルド君。
南インド映画には珍しく(当社比)主旋律のエレキギターが印象に残るが、これが緊迫した場面にこの上なくしっくり来る。サントラがほしい。寧ろスコアが欲しい 1 。
試合の撮影にも力が入っているので未履修の場合は、事前にクリケットのルールについて予習しておくとより楽しめる作品に思う 2。
(鑑賞日: 6/15)
関連ツイート
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— ɯɐsıɐɯ (さむ) (@tumeric_notes) 2019年6月15日